最近、街中でセキレイが尾羽を上下に振りながら道路をチョコチョコ歩いている姿をよく見かけます。観察していますと、2種類のセキレイがいることに気づきました。(実は、撮り溜めしてあった写真を拡大した時に、気づいたのですが・・・)ハクセキレイ(白鶺鴒)とセグロセキレイ(背黒鶺鴒)です。今回は、この二種類のセキレイを紹介いたします。
ハクセキレイ(白鶺鴒) ずぶ濡れになったハクセキレイ(白鶺鴒)が私見つめています。どこかのテレビCMに出てきたあの子犬の目を思い出しました。そういえば、業務停止以来、全く見かけなくなりましたね。 ←こちらの子犬です。写真は日本ペットモデル協会さんよりお借りしました。こちらの協会に所属する動物タレントで、くぅ~ちゃんというそうです。 ・・・少し、話が脱線しましたので、ハクセキレイに戻りますが、顔が白く、黒い過眼線が目の周り入っているのが、ハクセキレイの特徴だそうです。 用語の解説:過眼線(かがんせん) ・・・くちばしの付け根から目を通り、後頭部へと至る線 ■後ろ姿やお腹辺りを見ても、セグロセキレイと区別が付きません。ただ、この鳥は羽が濡れてボサボサですので、セグロセキレイと違うように見えますが、本来は、セグロセキレイと同じくらいきれいな毛並をしています。羽の色も、こげ茶色に見えますが、夕日が当たっているためで、実際には、もう少し黒々としています。 ■こちらを気にしながら、先を見ています。危険を感じたのでしょうか。飛び立ってしまいました。先日、紹介したカルガモのように、いきなり羽をバタつかせて飛ぶのではなく、先にジャンプして空中に上がってから、羽を動かします。 セグロセキレイ(背黒鶺鴒) 体長は、21cm ほどで、ハクセキレイと同じ大きさです。ご覧のように、頭から胸、肩、背にかけて真っ黒で、腹部が白色です。こちらの方が精悍(せいかん)に見えますが、上のハクセキレイは、ずぶ濡れでしたから、多少、割り引いて見てください。 ■ハクセキレイと比較する為に、前後の姿をアップしました。顔つきもこちらのほうが精悍に見えますね。背が黒いので、セグロセキレイ(背黒鶺鴒)・・・メジロ(目白)に続き、「名は体を表す」そのものです。 今回は、物語性が薄い「比較記事」になってしまいました。どちらのセキレイも日本全国に分布していますから、皆様の近くにもいると思います。そ~ぅ~と観察しますと、肉眼でも違いが分かるはずです。是非、観察してみてください。
by katyoukusa
| 2008-12-20 09:09
| 野鳥
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